最近読んでる作品ーフシノカミー

今回はメジャーなところの紹介。書籍化もされていますし、漫画も出てます。web版は完結していて、今は閑話が細々と投稿されているって感じですかね。

フシノカミ (syosetu.com)

 

主人公は前世の知識持ちで、今の不便な生活が耐えられなくて、もっと便利な生活がしたいと、文明の再興を願ってその地域を発展させていくというお話。

 

何で前世の知識らしきものを持っているのかとかは、ネタバレになりかねないので言いませんが、ちゃんと理由があったりします。

 

タイトルもカタカナで書かれていますが、これもネタバレになるので避けるとして、最初はただの本狂いのように感じでいました。

 

ビブリオマニアって感じではなく、本の知識や情報に興味があるって感じの少年ですね。

 

例文から独学で文字を覚えるなど、超人的なことをやってのけますが、チートというチートはなく、ちょっと変人程度の主人公です。

 

タグにハーレム?とありますが、気にならない程度ですし、言っても2,3人と仲良くするだけなので、ハーレム嫌いの私でも問題なく読めました。

 

内紛や戦争事はご法度の世界で、戦争をすると魔物が出てくると言われていて、実際に魔物が出てきます。

 

魔物って言っても実際は……てな感じの作品なんですよね。魔物も前文明の遺産だったりします。

 

文明の復活が主人公の目的なんですが、そうするとどうしても内紛や戦争の種になってしまうのは人のサガなんでしょうね。戦闘描写も割とあります。

 

ただ、戦記というよりは内政ものなので、戦記を求める人には合わないかもしれませんが。

 

内政も領地を発展させる系の内政というよりもモノづくりに主眼が置かれているんだと思います。

 

化学薬品なんかも沢山出てきますし、そう言うのが好きって方にはお勧めです。

 

魔法は出てきません。錬金術もありません。普通の現代知識でどうにかしていくお話です。

 

ハイファンタジーのカテゴリーですが、スキルや魔法、何かしらの特殊技能が出てくるわけでもないので、本当に中世の文明を走り抜けるという発展ものなので、読んでいてそうはならんでしょとはなりにくいですかね。

 

出てくる登場人物で一番の変人は主人公なので、主人公の行動は突飛ですが、その他大勢は普通の人なので、主人公はかなり浮いているとは思いますが。

 

読んだ感想としては、一気読みできる面白さでした。私はうつになってからは長く物事を続けられないんですけど、これは久しぶりに読んでみてもさらっと読めてしまいました。

 

展開に強弱があるのも読み手が飽きないですし、発展するときは一気に発展してしまうので、着いて行くのが大変な部分もありますが、読みごたえとしては十分です。

 

私もこんな話が書ければいいなあとは思いますが、設定を練り込まないといけないのと、ちゃんとチャートを組んで物事を進めないといけないと思うので、まだ無理かなあと思っています。

 

私は今の所設定は練るんですけど、チャートが書けないんですよね。書いてもそれの通り行かないことが多くて、何度も脱線しては書き直してを繰り返しました。それは3作品目の話ですがね。

 

4作品目はゴールは未定、チャートも無し、出たとこ勝負で書いているので、どうなるか予想が付かないんですが、面白い話になってくれればいいなあ。

 

散文になりましたが、この辺りで。書籍化されているほどに面白いので、まずはweb版から読んでみて貰って、気に入ったら買ってもらうもよし。漫画がいいという方は漫画から入ってもよしの良作だと思うので、おすすめです。

 

また、どんどんと読んだことのある作品についてどんどんと書いていきたいと思っていますので、これからもお付き合いできる方はどうぞお付き合いください。それではまた。

 

 

 

 

作者に本を投げつける。