ずっと前に読んでた作品ー村づくりゲームのNPCが生身の人間としか思えないー

今回はすでに完結している作品の紹介です。書籍化もされているので、よろしければそちらを購入してもらってもいいと思いますが、とりあえずなろうで読んでみて貰えばいいかなあと思います。

村づくりゲームのNPCが生身の人間としか思えない (syosetu.com)

 

読んだのがずっと前なので、内容が違うよと思われることもあるとは思いますが、ご容赦ください。

 

突然送られてきたゲームをプレイすると、そこは実は異世界と繋がっていたといった作風になってます。

 

ジャンルとしては内政ものでもあるし、戦記……とは少し違うような気もしますが、戦闘は有ります。割と重要ですね。日常でもあるし、恋愛要素もある。ヒューマンドラマな感じもあると何のジャンルといえばいいのか迷う作品です。

 

視点が主人公視点と、異世界の村人視点とを行き来するので、間違えることはほぼほぼないとは思いますが、注意が必要です。

 

突然送られてきたゲームですが、異世界の神様から送られてきたゲームなんです。そして異世界の神様にも敵対関係の神様がいる訳ですね。

 

当然のように敵側の神様も魔物を強くして人類を襲うゲームをやらせているわけです。なので、定期的に村が襲撃されます。それを守るのが主人公含め、人類側になります。

 

村を発展させて魔物を追い返すんですが、村の守りを強化させつつ、大きくしていかないといけない訳ですね。しかし、異世界の村人に指示できるのは1日に1回になります。

 

ゲームのプレイヤーは村人を導く神として異世界に干渉していきます。その1回の指示を元に村人が考えて集落を大きくしていくわけですね。

 

そして、それ以外にも神様として、プレイヤー側がやれることもあるんですが、課金を要求されます。主人公、無職なんですよね。

 

それじゃあ課金ができないという事で、主人公は働くことを決意します。引きこもりニートから真っ当な人間に進んでいくわけです。

 

ある程度、村を運営していると、敵対関係にある神様から、他の人にゲームが配られていることを知り、また、味方陣営も他にもプレイヤーがいるんだという事で、協力したりもします。

 

引きこもりニートだったため、コミュニケーションを取るのが苦手だったような気がしますが、その辺はどうだったかはあんまり覚えていません。

 

活動的になっていく主人公に家族や幼馴染も陰ながら応援しているところがあるのが良かったと思います。

 

佳境になると、異世界に行く道を見つけて異世界に行ってしまったり、色々とトラブルに巻き込まれるんですが、その辺りはネタバレになるのであまり言いたくないんですよね。読む人の楽しみを奪う訳にはいかないので。

 

そんなこんなもありつつ、最終的にはハッピーエンドになっていくので読んでて良かったなあと思った記憶があります。書籍版がどうなるのかは分かりませんが、ハッピーエンドだといいなあ。

 

内容としてはそんな感じ。もう少し色んな要素があったり、重要なことは言っていないつもりなので、その辺りは読んでもらえれば。

 

感想としては綺麗に終わらせたなあといった感じでした。私の作品ってまだやれることあるよね?って所で終わるので、綺麗に終わらせているのはすごいなあと思います。

 

それに色々な要素を詰め込めているなと感じてます。ジャンルを絞る時にも色々とあると言いましたが、本当に色々とあるんですよ。

 

異世界の村にしても、主人公の成長にしても、家族や幼馴染との関係にしても。これらを一つの作品で押し込めたにしては綺麗にまとまりすぎているので、読み手としても読んでて面白いし、納得のいくところでもあるんですよね。

 

設定の練り方とチャートの設定具合が絶妙なんだと思います。私はろくにチャートを作れないので羨ましい限りです。

 

そんな訳で、こんな所でしょうか。完結しているので読みやすいでしょうし、文量もものすごく多い訳でもないので、さっくりと読めると思います。早い人は2日くらいで読むんじゃないかなあ。

 

私は当時ゆっくりと追いかけていた勢なのでゆっくりと読ませていただきましたが、素晴らしい作品だと思いました。

 

読んでみて面白かったら書籍版を購入することをお勧めします。割と書下ろしが多いので、楽しめると思いますよ。

 

では、こんなところで。今後も何かしらの作品を紹介していけたらなと思います。ここまで読んでくれてありがとうございます。また次もよろしくお願いします。

 

 

作者に読んで欲しい本を送り付ける。