小説書くのに設定を作るのはまあいいとして、ネタって皆何処から持ってきているんだろうねって話。専門的な知識が無いと書けない作品もあるじゃんね。そんなジャンルの人って調べてから書いてるのか、知ってるから書いてるのかどっちなんだろうか。
私の場合は、まず読みたいと思う作品は何かから考える。自分の読みたいものを書くスタイル。じゃないと続かない気がしてならない。
貴族関係の話なんてものはまず書けない。貴族って何ですか?って所から出発するから。私的には内政屋とか政治家の派生と同じかなって思ってたんだけど、騎士って貴族なのよね。武力も必要ですか?って感じになった。
3作品目も貴族にはなったけども、爵位だけだったでしょ?何でかって貴族がよく解ってないから書けないんですよね。
読みたいのは山々なんですよ。貴族ものも読みたいなあとは思うんだけど、この貴族って本当に貴族ですか?って作品もあるじゃないですか。権力だけの馬鹿貴族ものとか。そんな貴族ってあり得るんか?ってなって仕方がない。
でも封建制の国とか君主制の国とか出すと貴族ってついて回るじゃん?書かないようにはできないよね。全部共和制とかあり得んでしょ。君主制の国がないはずがないでしょ。
そう思うと国を出すと大抵貴族が出てくるんだけど、馬鹿貴族って本当に存在するのか解らんのですよ。馬鹿をやるなら他の貴族に潰されるか国王が黙っていなくない?子供が馬鹿になったら親が切らない?そう思わずにはいられんわけですよ。
無能を書くのって難しいんですよ。私自身が有能だとは思いませんが、平凡だとは思っている。その平凡な私でさえ気づくことを気付かない人間が私よりも無能という括りでいいのかな?比較だとそうなるよね。
圧倒的に無能って在り得なくないかと思うくらいなんですけど、いるんですよね。多分。書こうと思っても難しいですよ。何で気付かないんだってことを知らない風にして書かないといけないんだから。
平凡な人は設定が少ない。無能になると設定が増える。でないと矛盾していくんだよなあ。有能な人はそれ以上に難しいんだけど。天才とかまず書けない。自分が天才の思考を解らないから。
天才を書こうと思うとある種の天才が書かないといけないんじゃないかと思う訳ですよ。私は天才ではないので解らんのです。天才の思考ってどんなのだ?それが解らないと天才は書けない気がするんですよね。
ご都合主義満載なのを天才とは言わんでしょ?天才でもミスはするとか言うけど、ミスり方がまず凡人とは違う訳で。私が書くんだったら設定を練り込まないと天才は書けない。結論を知っていなければ書けないと思うんですよ。天才の思考ってものを。
そうなると貴族で天才とか無理ですわ。貴族の正解が解らんのに天才って何を正解に導くんだって話になる。思考がワープするにしてもワープ先が必要なんですよ。
そうやって縛っていくと、小説のネタがなくなるんですよ。あれは書けない、これは書けないってやっていくと平坦な話になっていく。
変人の思考もまた難しい。優先順位をまず設定しなければならないから。そしてその正解も用意しとかないといけない。それを変化球で獲得していかないといけない。天才よりも難しいかなあとは思う。
あれも無理、これも無理、そんなことをしていくと個性のない登場人物ばかりになる。特化型の人間は書けなくもないんだけど、これも設定をまずは練らないといけないよなあ。
そんな事をしていると、たぶん似たようなお話が出来上がります。私が困っているのはそこ。既視感が拭えない話が量産される。設定を練れば練るほど、無理なことが積み上がっていく。
だから強欲エルフは設定を詳しく決めなかった。難しいこと自分でやってるなあとは思うけど、既視感ある小説は面白くないから。読みたくないから。なるべく設定を少なくして書いてみた。……若干自分に合ってないような感じがしているけど、それでも何とか書くつもり。
転生龍はそもそも他視点を書く練習をしようと30分で設定を書いて書いてます。こっちも設定ガバガバなんだよなあ。でも日常系の方が私的には合ってるのかもしれない。戦闘ものは書いていてなんか違う感がしてる。
読みたいと思った作品を書いているつもりでも、途中下車があり得る様に、惰性で書く様になるんかなあ。それだけは避けたいんだよな。書くなら読みたいものを書きたいように書きたい。
需要があるかどうかは解りません。でも書くなら書きたいものを書きたいな。読まれなくても別に良いかなって思います。難産で書いていくよりはずっといいかな。
今回はこんな所で。専門知識が無いと難しい話は書けんのです。書きたいものを書くにしても知識が必要なんですよね。頭空っぽにして読んでくださいとは言えないしなあ。
錬金術師でも年齢で引っかかってた人も多かったしね。あれは仕方がないとは思ってる。私の成長過程が人とは違う可能性があるので。それに引っかかった人はいても仕方がないかなあとは思います。
私の経験だけを小説にはできないんですよね。面白くもなんともない人生ですので。だからなるべく遠いファンタジー書いてるんだし。何とかならんものか。
さて、ここまで読んでもらってありがとうございます。読み返してみるとタイトルと全然違う事書いてる。まあ別に良いんですけどね。また次回よろしくお願いします。