小説に自分のカラーを出すにあたって。自己分析してみます。

私の場合は出す出さないの前に出ちゃうんだけど、これ出して書いてた方が良いのかって話なんですよね。皆どうしてるんだろう。

 

私の作品ってともかく1人称視点の日常系になりがちなんですよね。自分の思考がもろに出ているんだとは思うんですけど、何にも意識しないと日常系の話になってしまう。と、自分では思っているんですけど、どうなんだろう。

 

話に波が無いんですよね。時間の流れが殆ど同じなんですよ。ここのシーンを時間をかけて詳しく書こうとか話数をがっつりと使って1日を描こうとかが無いんですよね。

 

だから毎日読むにはそんなに苦しくないというか、待ってたというよりかは、今日も何かあるんだって感じの方が大きいんじゃないかな。

 

何もない1日を描くことを殆ど止めているんですよね。イベントのあった日付に話が飛ぶから日記帳のような話を読んでいる気になると思うんですよ。

 

私個人がそんな話の方が好きっていうのがある。イベントの無い1日を引き延ばして引き延ばしてっていうよりかはポンと飛ばして読みたい人なので。

 

だからイベントの密度に話が左右される。イベントの密度を上げると書くことがたくさんできるので、毎日でも書くことができるんですけど、錬金術師道なんて典型だと思うんですが、イベントの無い日付をポンポン飛ばしてますからね。密度の濃い所と薄い所と極端だと思うんですよ。

 

一応日常系の主人公なので、毎日毎日イベントが盛りだくさんの生活を送っているわけじゃあないとは思うんですよ。今日も平凡な1日でした。で済むところを何か話にしようとはあんまり思わない。だって毎日一緒の事を書かないといけなくなるから。

 

そんな感じの作品が私の色だと思うんですよ。その主人公の一生をイベントイベントで切り取った日記調。これが私の色だと思います。

 

毎日がイベントで追われているような激動系の主人公ではないんですよね。だから話のテンポが極端に早いのがその典型なのかな。

 

転生龍なんてもろそうですね。平気で年単位で話を飛ばします。イベントも平凡なイベントが多めなので波が立たない。密度を上げて描くことは可能だと思います。でもなあ。それよりも話が進む方が好きなんだよな。

 

話を書く人のタイプがあると思うんですよね。内政型と戦闘型みたいな感じで。私は典型的な内政型なんですよね。戦闘型の人は1日の密度が凄く濃くて毎日が何かに追われているような感じで進んでいくと思うんですよ。

 

内政型の私は始点と結果を重視していると思うんですよね。目標達成への過程が薄いんです。戦闘型の人はそこが密度が濃い、そう自分では思っています。1戦1戦に魂を込めて戦う感じですね。私のは過程は良いので結果をくださいというような感じなんだと思います。

 

試行錯誤のシーンはあるんですよ?それが薄いだけで。あー、論文に近いのかもしれんね。要点と実験の仕組みと結果と考察。それさえあれば論文は書けますもんね。その過程は書く分には必要ない。考察で少し触れるくらいか。

 

多分そうだと思います。1話1話が論文のような形式になってしまっているんじゃなかろうか。日記に今日の要点と道筋、結果、その他無駄話。それの構成の繰り返しなんじゃないかなあ。

 

これを書いている時には読み返したりはしていないので、本当にそうなのかどうかは解りませんが、多分そう。1話1話でほぼ完結しているんですよ。続きが気になるって感じではないですからね。今日は何かなだと思うんですよ。

 

だから平坦になるんだろうなあ。この話で10話使おうって感じじゃなくて、この話で1話。この話で1話。と区切れるんだろうな。

 

続きを書いてくれという感じではないんだと自分では思います。書けと言われたらかけるんでしょうけど、違和感があるんだよなあ。

 

強欲エルフの方は今書いている部分は密度を濃くしているんですよね。書きにくいったらないですけど。多分自分の書き方に合ってないんだと思います。

 

多分何処までいっても平坦なお話が続くんだろうな。例えるなら日替わりランチ。店に行って今日の日替わりは何?って聞く感じで読む小説になってるんじゃないかな。

 

それが良いのかって話なんですよ。自分のカラーだとは思うんですけどね。これが良いのか悪いのか。ちょっと解りませんね。PV的には良いのかなって思う反面、皆日替わりランチ頼みに来ている店のウリってなんだ?って話になりますよね。店の看板メニューがない店みたいな感じがするんだろうな。

 

だから致命的に合わない人が何人もいるんだと思いますね。ウリを食べにきたのに無いのかって帰る人が多いんだと思います。皆が日替わりランチでいい訳ではないですからね。

 

私の作品というか作風についての考察ってこんな所なんじゃなかろうか。いわゆる何の変哲もない定食屋。手軽さがウリという事なんでしょう。看板メニューを求めてきた人には物足りなさを感じる。そう言った感じなのかな。

 

こんなたとえで解ってくれるかどうかわからないんだけど、多分これ、毎日読むから良いのであって、まとめてから、完結してから読む作品じゃあないんじゃないかな。

 

あくまでも日替わりランチの集合体。コース料理ではないんです。だからドラマ性がないんじゃないかなあ。わかんないよ?それが良いって人も沢山いたから読まれたんだろうし。

 

こんな感じでどうでしょう?自分の作品を多分こうなんじゃないかなと分析してみたんですけど、これで合ってる?私的には日替わりランチがしっくりと来たんだけど。多分そうなんじゃないかなあ。違うよって人がいればコメントください。ちょっと分析に地震があんまりないので。

 

ここまで読んでくれてありがとうございました。日替わりランチかあ。私もよく頼むんだよなあ。投稿時間はもうディナーのはずなんだけど。また次回もよろしくお願いします。

よく頼むんですよ。安いから。