教えて貰った作品―迷宮クソたわけ  奴隷少年悪意之迷宮冒険顛末―

今回はコメントにて教えて貰った作品をどんな感じだったのか、自分に合っていたかなどをつらつらと書いていきます。

迷宮クソたわけ  奴隷少年悪意之迷宮冒険顛末 (syosetu.com)

 

さて、おすすめしてもらっておいてなんですが、まだ2章までしか読めてません。まあ200話以上あるので、ボリュームたっぷりなのと、私の読む速度が遅いので、まだ半分しか読めてないんですが、面白いと思いましたので、書くことにしました。

 

タグにハーレムとあったんですが、まあ、あれくらいなら私の許容範囲みたいです。その辺は有難かったです。

 

そして何より世界観がダークというよりも悪意と言った方が近いんじゃないかなと感じました。

 

主人公が奴隷なのも、ヒロインの1人の出自が異様なのも、もう1人のヒロインの所属している教会も。かなりの悪意があると思います。

 

そういう作風なので、駄目な人は全くダメだと思います。ダークの中でも濃い部類だと思います。

 

メガテン風に言うとダークロウ。法はあるけど、資本家や力の強いものに理があるという風なように。弱者のための法ではなく強者のための法なのかなと感じるところが多々ありました。

 

その中でも冒険者は力のあるものが正義、金を稼げるものが正義、技術のあるものが正義。冒険者とはそんな感じのものでした。

 

そして、冒険者は迷宮に潜る。迷宮のお宝を求めて。深く深くへ潜っていきます。

 

主人公も借金奴隷なので、迷宮に潜らされるんですが、初っ端の迷宮探索で、登場人物が死にます。

 

宝箱の開錠に失敗して罠に殺されます。その位簡単に命を散らします。

 

しかし、この世界には蘇生魔法というものがあり、最悪頭があれば蘇生してもらえるようです。高額のお金と引き換えに。

 

蘇生魔法を使えるのは宗教関係の職に就いているものなんですが、まあ金にうるさいんですよ。

 

何をするにも金。金が無いなら強くなるしかない。そして迷宮に潜るしかないという、タイトル通りクソな訳です。

 

迷宮に潜ることは貧乏人の最後の綱であり、資本家が貧乏人を絞るための道具でもあるんだろうと思います。

 

しかしながら、迷宮は人の思い通りにはならず。様々なイベントに遭遇します。第1章は宗教弾圧でした。いきなり重い。

 

その宗教が何をしたのかは知りません。が、最後の顛末は迷宮での集団自決。一体何に触れてどう拗らせたのやら。真っ当な宗教だったのかもしれませんが、結局は力のある方に潰されたとみるべきなんでしょうね。

 

そんなクソでどうしようもない世界。それでも人は迷宮に潜り続ける。……そしてそれが目的になってしまう人もいる。

 

簡単に言うと魔物化ですね。人として、食事や排せつが必要なはずなのに、不要になって迷宮の下へ下へ、何かを求めて潜っていく。

 

2章の終わりの段階ではそれが何を求めてなのかは書かれていませんが、何を求めているんでしょうね。

 

人の欲の行きついた先なのか、ただただ暴力なのか。私にはまだわかりません。読み甲斐があるので読み続けますが。

 

読んでみた感想としては、名持の登場人物も強い登場人物も、等しく死ぬという事ですね。質の悪いGMTRPGをやっているかの如く死にますね。

 

そのうちヒロインすらも殺すんじゃないかなと思うくらいに軽く死んでいきます。それでも借金があるから迷宮に潜らずにはいられない。

 

迷宮の深くを知るものは、自分のようになるなとの注意もしてくるくらいには、迷宮には悪意しかありません。

 

それでも主人公は迷宮に潜り続ける様な感じがしました。まるで迷宮に憑かれたかのように思えました。

 

主人公は成長していくでしょう。それがいいことなのかどうなのか、今の時点ではまだわかりません。それは読んでいった先に書かれているのかどうかは今の時点では知る由も無いので。

 

さて、こんな所ですかね。端的に言うと、悪意ある物語だなとの感想です。読む人によっては胸糞悪いと思うかもしれませんね。

 

私自身はダークな作品もいける口なので、問題無かったですが、人を選ぶ作品だと思います。

 

幸いなことに、アマゾンで漫画版が無料で手軽に読めますので、それをちらりと見てから読むなり買うなりした方がいいと思います。リンクは張っておきます。

 

教えてくださった方ありがとうございます。ゆっくりと読み進めていきますが、これ以上ハーレム要素が強くなると放り投げるかもしれません。その辺はご容赦ください。

 

そんな感じですね。まずは漫画版をちらりと読むことをお勧めします。自分に合えばなろうで読むなり、書籍版を買うなりしてもらえたらなと思います。

 

それではまた、読んでくれてありがとうございました。

 

 

 

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