最近読んでる作品ーDoggy House Houndー

おススメされて読んでた作品。何気に初ではないかな?空想科学の作品は。多分今まで読んだことないジャンルだと思います。読んでみた感想は面白かったです。

Doggy House Hound (syosetu.com)

 

ジャンルは言ったように空想科学、SFですよ。今よりも未来の地球が舞台。多分地球のはず。異世界だったらファンタジーになってるだろうから、多分そう。間違ってなければ地球のはず。ネタ的にも。

 

あらすじは、コールドスリープから目を覚ますと、未来は異星人と戦争中だった。争いの原因となったツリークリスタル。攻め込んできた異星人インセクトゥム。何で生きてるのか解らないバブル。元人間の改造人間トゥース。これらと戦争中であった。

 

主人公はコールドスリープから解凍されると歩兵として生きていくことになる。解凍された後に色々と世話をしてもらったことで借金があるため、歩兵にならざるを得ないといった状態。一応戦闘訓練はした。適性があったのは狙撃手、スナイパーだった。

 

強化外骨格を身に纏い、異星人と、元同胞と、時には人間とも戦いながら戦場を生き残っていく。ツリークリスタルを加工した単眼球体生命体?モノズと共に戦場を駆け……はしない、傭兵として生計を立てていく。

 

あらすじとしてはこんな感じかな。スナイパーだけど、スナイパーしないこともある。芋砂ではなく突砂さんですが、なかなかの良作だと思いました。

 

モノズたちによる掲示板機能も面白い。割と日本文化に染まってしまっているような気がしないでもないが、まあその辺はいいだろう。面白いから良し。謎生命体なのはその通りなんだけど。

 

感想としては、読んでて爽快感とかそういうのは全くない作品ですよ。人間の意地汚さと排他主義全開の物語です。胸糞悪いのが苦手な人は読めない可能性もあるが、これくらいのダークさは私は許容範囲内だったかな。

 

簡単に人が死ぬ世界です。異星人が人間よりも強いからな。それでも意地汚く生きていく物語でした。最後の最後では主人公の意地というか、決意というか、何とも言い難いものがありましたが、いい話ではありました。

 

あの結末でよかったのか、悪かったのかは私には解らん。私はよかったとも思うが。何でだって人もいるかもしれんな。エンディングには賛否は在りそう。私はありでしたが。

 

人間はかくも醜い、野蛮なものだとは思いますがね。まあ異星人が来たから纏まりましたマルとはならんだろうなあ。足の引っ張り合いをするのは目に見えている。私は人間はそんな生き物だと思ってます。

 

時代が時代でも主人公は社畜みたいな生き方しかできんかったんじゃないかなあ。この時代でよかったと思えるような技能でしたからね。戦争の時代に有益な才能なんて要らんと言えば要らんのですがね。時代は平和であって欲しいものです。

 

今回はこんな所で。読んでみて良かったと思える作品でした。今後は空想科学も漁ってみるかなあ。でもガバ設定だと読む気が失せそうな気がするし、ローファンタジー以上に難しそうな気がするんですよね。ここまで荒廃してたら関係ないとは思いますがね。狭い範囲の物語だったからな。

 

世界がどうなっているのかとかは関係なく、今の人口状態も解らないまま進んでいきましたからね。あれで500年後かあ。何処の地域で戦っていたのかもわからない設定でしたからね。日本文化らしきものは出てきたけど。あれは日本だったのだろうか。

 

解らんところは沢山あります。設定集もあるけど、解らんことは沢山あります。知りたいことも沢山ありますが、想像に任せるといったところなんでしょう。未来の地球がどうなってるかなんて誰も解らんもんな。

 

ここまで読んでくれてありがとうございました。面白かったですよ。おすすめは出来ます。なかなかにハードな世界だけど、面白いのには変わりなし。知りたい情報は山ほどあるけど、それも言いっこなし。まあ面白ければそれでいいと思ってしまった。また次回もよろしくお願いします。あ、今度は別のおすすめされたものを読んでいきますので、また時間を貰います。

 

 

涙腺が弱い私はすぐに泣く。